2016年、ゆとり世代は50代へ②
さて、今回から通常どおりゆとり世代の正確な定義について考察していきます。
私の一番最初のブログ記事で、ウィキペディアにある「ゆとり世代」の定義で多くの人が騙されていると書きました。
ゆとり世代は実は49歳までだと判明!? - ゆとり世代の正確な定義を調べるブログ
今回はその事をピックアップしていきます。
まず、事実確認から。
文部科学省の公式ホームページにある情報で、中学では昭和56年【1981年】に授業時間削減、および学習内容精選が実施された事実が確認できます。
中学3年生で15歳の子は2016年は50歳です。
よって「ゆとり世代」は
1966年生まれ
2016年現在で50代の人達を意味します。
以下に内容の一部をコピーします。
一番最初
ゆとり教育
ゆとり教育(ゆとりきょういく)とは、日本において、2000年代から[注釈 1]2010年代初期まで[注釈 2]実施されていたゆとりある学校をめざした教育のことである。
とあります。
ここをよく注意して見る必要があります。
実は、2000年代から[注釈 1]の注釈1に広義には1980年度以降とあるのです。
そうです。一番最初に定義されていた「ゆとり教育」の始まりの時期が、どういうわけか広義にすり変えられ、注釈をクリックしないと事実がわからないようになっているのです。
しかし、その後には教育政策の経緯を載せているため、否応なしに事実を載せなければならず、しっかりと1980年ごろから教育内容が削減されたことに関する言及があります。
目次
ここをクリックすると以下の内容がでてきます。
1980年-1982年 | 改定された学習指導要領の施行。 |
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よく見て下さい。
小学校は1980年度、中学校は1981年度、高等学校は1982年度[注釈 3]から施行。・・・ゆとり教育の開始
すぐ後ろに、実際には1980年ごろから「ゆとり教育」が開始した事実が載っているのに、一番最初に「ゆとり教育とは日本において、2000年代から」と異なる見解を書いているのです。
どうして、こんな一見矛盾するような不自然な表記をしているのでしょうか?
このようにしなければならない理由でもあるのでしょうか?
これなら、一番最初に「ゆとり教育とは日本において、1980年代から」とかき、注釈に「狭義には2000年」とした方が自然じゃないでしょうか?
こういうのを見ると、以前から噂されている「ウィキペディアの編集をした世代、またネット世論を形成する主な世代が、自らの世代の教育内容が減っている事実がバレると若者をバカにするのに都合が悪いため、事実をあえて取り上げずに、その部分だけ多くの人に疑問を抱かせないようにしている」というのが、脳裏をよぎってしまいます。
しかも、ウィキペディアの「ゆとり世代」の項目を調べると、それを裏付けるような事実が浮かび上がってくるのです。
驚くべきことに、ウィキペディアの「ゆとり世代」には1980年ごろから「ゆとり教育」が開始した事実、それ自体が全く書かれていないのです。
この事について、次の記事で言及していきます。