ゆとり世代の正確な定義を調べるブログ

意外に知られていないゆとり世代の定義をソースを明確化しながら調べていきます。

ゆとり世代は2016年に50代へ⑧

ゆとり世代の定義が途中から変わってしまったのは、思い込みとか、特定の出来事に影響されすぎて事実が曲がってしまった事が原因ではないかいう疑問が沸き、色々と推察してきました。

そして、なぜ思い込みとか、特定の出来事に影響されすぎて「若い人のネガティブ情報」を事実に反する形で広めてしまうのか考えていくと、その深層に高齢化社会における多数派である中高年による「無意識の嫉妬」があるのではないかと思い始めています。

もちろん、主要な原因はデータをちゃんと調べなかったり、必要以上に危機感を煽って民衆の関心をひくマスコミなどの手法だったりだとは思うんですが、それ以外の盲点として誰も気がつかない嫉妬を考えていく事も重要なのではないかと思います。

若い人のネガティブ情報を事実に反する形で広めてしまう例は他にも「若年層の犯罪が昔に比べて増え凶暴化している」というものがあります。

「昔の若者に比べて現在の若者は全体的に悪くなっている」という論調が少し前まで主流でしたが、それは単に誰もちゃんと調べてなかっただけでした。

今では犯罪統計学をはじめ、ちゃんと調べる人達が出てきて「若年層の犯罪が昔に比べて減り、おとなしくなっている」という事実がわかってきました。

これに関して実際に減っている証拠を前の記事でのせましたが、他にも興味深い情報をネットでみることができます。権利問題上リンクは貼れないですが「戦前の少年犯罪」をキーワードにググるだけで有用な情報が色々出てきます。是非調べてみて下さい。

それにしても、何で中高年の多くは自分の若い頃現実に起きていた事を忘れて過去を美化していたのでしょうか?単に若い頃に新聞を読まなかった人が多かったのでしょうか?いや、そうではなかったでしょうね。

主要な理由は報道の回数による印象の強化、テレビ番組での問題の扱い方などでしょう。でもそれだけでしょうか?

実は、同時期に若者に対して凶暴化に矛盾する批判もあったんですよ。

それが男性の草食化という批判です。

最近の若者は、凶暴だという一方で、草食化していると言われていたんですよ。凶暴なのかおとなしいのかどっちなんだと思いますよね(笑)

やっぱりね。何が何でも若者を悪く言わないと気がすまない層がいるんだとそういう認識が社会にあった方がいいんじゃないかと思いますよね

そうじゃないと事実が隠されたり、曲げられたり、矛盾に気づかなかったりする事に対して予防策がはれないですからね。

それで、そういった力が社会に働くのは嫉妬があるからだと。盲点として中高年が自分が逆立ちしても手に入れられない「若さ」を持っている人に対して、何かネガティブな情報を手に入れ、それを広めることで、自らの優位性を強調し満足感を得たかったという力が無意識に働くのだという、そういう自覚があったほうが恥ずかしい隠蔽工作も減るだろうし事実も根付くんじゃないかと思います。