ゆとり世代が2016年に50代である本来の定義に戻す②
それでは「はてなキーワード」にある「ゆとり世代」の2016年1月11日の画像をコピペします。
それでは最初の方から見ていきましょうか。
①学習指導要領に「ゆとり教育」が盛り込まれた2002年度から2003年度において学校教育を受けた世代。
まず言えるのは、これ編集した人たぶん実際に学習指導要領ちゃんと見てないという事です。
というのは、学習指導要領には、どの年代にも「ゆとり教育」なんて言葉は出てこないんですよ。
国立教育政策研究所【文部科学大臣の所轄の下、文部科学省の本省に置かれている研究所】の学習指導要領データベースで確認してみて下さい。
それで、国立教育政策研究所のデータ見てもらえばわかるとおり2002年ごろっておそらく平成14年4月に小中学校で施行された改訂の事を意味してます。確かに改訂はありますよね。
でも、その前に平成元年度、昭和52年度にも改訂がもあって、特に昭和52年の改訂は、それより前の改訂(昭和46、47年)の授業時間に比べて大幅に減ってるんですよ。
逆に、その前の昭和46、47年4月に小中学校で施行された改訂までは増えてます。
また、昭和52年、西暦1980年頃の改訂に言及した文科省の情報を見ると
このときの改訂は「ゆとりと充実」というキャッチフレーズで有名になった
とか
各教科の指導内容を大幅に精選し、思い切った授業時数の削減を行った
とあります→一 教育課程の改訂:文部科学省
だから①はこうなります。
「ゆとり教育」の語源である「ゆとりと充実」をキーワードとした学習指導要領の改訂は1980年頃始まり、その時に文部科学省の文言における「各教科の指導内容を大幅に精選し、思い切った授業時数の削減」が行われた学校教育を受けた世代
今日はここで一旦区切ります。続きは次の記事で。