ゆとり世代の正確な定義を調べるブログ

意外に知られていないゆとり世代の定義をソースを明確化しながら調べていきます。

ゆとり世代は2016年に50歳代まで含まれるが、それがずっと隠されていた事実について。

 

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久々の更新になります。

 

まずは、このブログで判明した事実の数々をおさらいします。

 

文部科学省の情報によると、昭和55年小学校、昭和56年中学校で教育内容の量を削った授業が開始されている。

 文部科学省の公式ホームページの情報→一 教育課程の改訂:文部科学省

 

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教育内容を精選し、更に各教科の標準授業時数を思い切って削減したとあります。

 

昭和56年【1981年】に中学3年生で15歳の子は2016年は50歳です。

【高校だと義務教育ではなくなるし、単位制などもあり複雑化するので中学生で考えてみます。】

 

よって、この教育内容の量を削った授業を実際にうけたのは、2016年現在で50代の人達の頃です。

以上の事をまとめると、ゆとり世代とは1966年生まれ

2016年現在で50代の人達を意味します。

 

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どれくらい授業時間が減ったのかも詳しく調べていきます。

国立教育政策研究所の学習指導要領による比較

 

昭和44年度中学校学習指導要領【昭和47年4月施行)

https://www.nier.go.jp/guideline/s44j/index.htm



昭和52年中学校学習指導要領(昭和56年4月施行)

https://www.nier.go.jp/guideline/s52j/index.htm

 

 昭和47年昭和56年授業時間減少数
第1学年総授業時数 1190 1050 140
第2学年総授業時数 1190 1050 140
第3学年総授業時数 1155 1050

105

昭和56年中学生授業時間減少数合計 140+140+105=385時間減少

驚くべきことに385時間も減っています。

この学習量削減は今から36年前から実施されていたのです。ところが、世間ではそれから22年後の2002年前後からの情報しか長い間無かったため、現在でもアラサーぐらいが「ゆとり世代」であると言われていたのです。22年間も学習量が減ってるのに、それが全て無かったことにされています。

 

いや、実は元々は記されていたのですが、意図的に消されていたのです。今は事実関係をちゃんと記していますがウィキペディアをはじめとして、はてなの辞書も以前は2002年前後の学習量削減しか情報として書いていませんでした。

 

そのため、この22年間学習量が減ってきた世代は、自分たちが学習量が減った事実を知らずに、アラサーだけがゆとり教育をうけていたと勘違いして「これだからゆとりは・・」と言って自分をバカにし続けている人もいます。しかし、それとは別に情報を意図的に隠蔽しようと考えた人達もいるのです。

 

長くなったのでこの辺りで一旦区切ります。